もともとはカタカナ発音だった私ですが、発音にコンプレックスを感じるようになり、なんとかきれいな発音になりたいと思った頃、とりあえず独学練習を試してみたことがあります。
私が独学練習が続かなかった理由
よくあるように市販の発音の教材を買って、付属CDを利用して練習をしてみたわけですが、私の場合はほんと長続きしませんでした。3日坊主とまでは行かなくても、なんだかいつの間にか練習を止めてしまったような記憶があります。
その理由を考えてみると大きく3つ挙げられます。
・口先だけで軽く練習していた
・音が合っているのか自己判断が難しかった
・上達が感じられなかったので、練習がつまらなく長続きしなかった
やはり長くカタカナ英語で英語に馴染んできてしまった場合、いきなり英語の正しい音へ、「根本から矯正する」というのはそれなりのエネルギーが必要なことだと思います。
軽く口先の練習だけで不十分なのは、それだとどうしても日本語の発声感覚から抜けられず、日本語っぽさがぬぐい切れず、英語との違いがあまり感じられません。
違いが出ないので、成長も感じられない。そもそも合っているのかどうかの自己判断が難しい、という悪循環になりそうな要素がそろっているわけですね。
指導を受けると独学練習の弱点が克服された
ですから私の場合、発音スクールでのマンツーマンの指導の下、一から発音の仕方を習いました。
合っているのかのフィードバックを受けて、自分のやり方を修正し、出せるようになったら何度も繰り返し練習して定着させていく、というスタイルは、独学でやっていた時できなかったことが実現できたわけですから、少しずつ上達を自分で感じられるようになっていったわけです。
上達していくとやはりうれしいものですから、モチベーションも高まります。もっとうまくなりたい、もう少し練習してみようという気にもなって、続けていくことが出来たわけです。
独学発音練習は「矯正」する気持ちで
ですから、発音の独学は可能だと思っていますが、それなりの意識改革や、自分に厳しくなるなど、熱量や時間は結構必要になってくることは間違いないと思います。
特に、全く発音を習ったことがない、意識して練習したことがない、という場合は、なおさらです。エネルギーや時間はそれ相応に必要になってくると思って、客観的にご自身の発音を聴く姿勢をもって取り組まれるほうがいいと思います。
発音”練習”と、よく書いてはいるんですが、
やはりカタカナ英語からステップアップする場合は特に、発音「矯正」と言った方が正しいかもしれません。
「矯正」ですから、口周り大きく動かして、声も大きく、発声を根本から変えるくらいの意気込みはそれなりに必要だということです。