当教室で使っている母音表には、24個の母音が載っています。
日本語の母音は、たった5つしかないのに、英語にはたくさんの母音があります。
なので、多いなあ、覚えるの大変、と思うかも知れません。
ちなみに、英語の母音の数え方には、いろんな考え方があるようで、何個とするはバラつきがあるようです。
私は、オリジナルの母音表を作る時、発音記号で出てくる母音を一通り載せたかった。
なので、結局、最多の24個の母音となりました。子音も24個、なので、同数となり、そこは覚えやすい。
でも、先述したように、多いと感じる方も多いと思います。
24個は多いかも知れませんが、
コアになる母音は、赤文字で示した15個です。
それ以外は、15個のうちのどれかの母音を組み合わせたものや、
音は同じで、扱う記号が違う、とかそんな理由なんです。
ですので、15個と思えば少しは気持ちがラクになるかもです。
それでも日本語の3倍ですから、確かに多い。
多い、ということは、英語からカタカナ英語に置き換わると、どうなるか・・? しかも、変換される時にルールなんてない。
何となく想像がつくと思います。
本来の英語の音と違うから、通じない、誤解される、ということになってしまいます。
だから重要なのです。
15個の中で、特に重要な母音と思うのは、ア系母音とR系母音です。
ア系母音(当教室では4つと考えています)の中でも、重要なのはこの3つです。
R系母音(9個ある)はアメリカ英語特有の音です。これも、カタカナになると全然違う音になったりして通じなかったりするので、重要な母音と考えています。
教室でのレッスンでは、24個すべて同じ時間をかけて進んでいくわけではなく、進める順番を時には変える時もあるし、それぞれの音に対して指導にかける時間が違います。
そういう重要度や、難易度、定着度などをみながら、コースを進めていっています。
母音はちょっとがんばって練習してほしいところです。