子音連続がなぜ頻繁にでてくるか?
なぜ、間に母音をはさんで発音してしまうのか? という理屈が分かったら、あとは実践練習あるのみ!です。
理屈に関する記事はこちら↓
子音連続の上達過程 ~発音指導の現場から~
発音レッスンでは、みなさん最初うまく言えず、かつなかなか安定しないもののひとつが、子音連続音です。
頭では理解しているけれど思うように口が動かず、もたついてしまうんですね。
ですが、各々の子音の発音の仕方を覚え、考えなくても口周りが良く動くようになってきたら、次は子音を連続してすばやく、かつスムーズに発音する練習を意識的に行いますが、ほとんどの人がこの練習を重ねるうちに、必ずできるようになっていきます。
発音を独習される場合の注意点は、子音連続を含むひとつの単語がスムーズに言えたからといって、それで練習を止めてしまわないことです。
言いやすい音の連続、言いにくい音の連続があります。
またよく出てくる子音のつながりがありますので、様々なパターンの練習をすることをお勧めします。
発音の仕方とコツの動画解説
↓sky の発音の仕方とよくあるNG発音です。 ご自身の口の動きをぜひ確認してみてください。
↓では、母音をはさまないように、class の発音練習です
↓3連続や4連続の子音も練習してみましょう
よく出てくる子音連続の例
参考までに、以下の子音連続がよく出てきます。
fl, pl, bl, kl, sl, gl,
fr, pr, br, tr, dr, gr, kr, thr,
kw, st, sp, sk, sw,
spr, str, skw, skr, spl
綴りと発音の関係性には例外が多い英語ですが、
子音連続は、綴り通りに発音すればいいので分かりやすいです。
また、上記の例を見ての通り、r と l のからみが多いですよね。
あとは、s, f, t, p, k, といった「無声音」の子音でのからみ。
ですので、まず、各子音が単体で出せれば(RもLもそのひとつですから)、次に幅を広げることができ、応用につながります。
子音を単音で練習された方は、そこで終わらずに、ぜひこういった様々な子音のつながりの練習へと進めていきましょう。
ちなみに、一般的にrとlの発音は難しいと言われますが、難しくありません。練習すればできるようになりますから、ぜひ前提として、両音の発音を練習する機会をもってほしいと思います。
(関連記事)
・【最重要子音】LとRの発音を言い分けるのはそんなに難しくない