子音表を色んな視点で解説していますが、今回は、日本人には分かりやすい出しやすい子音7個です。
これら太文字で示した子音は、比較的簡単です。日本語と出し方がほぼ同じだからです。
発音レッスンの中でもすんなり進むところです。こういう子音もあるので、24個の子音と言っても多くはないと感じるかも知れません。
例えば、pの音は、日本語のパ行と同じで、ローマ字で書くと、pa pi pu・・・
kは、カ行と同じで、ka ki ku・・・ですから、表記も音も同じ。
ただ、発音に慣れないうちは、いらぬ母音を後ろにつけてしまいがちなのでそこは注意しましょう。
ご存知のように、日本語の多くは常に母音を伴ってひとつの音となります。
p+a →パ k+i → き g+o → ご
pだけ、k だけで、発音することはないので、そこが英語との大きな違いですね。
そして英語は、語尾が子音で終わることの方が多いですが、日本語は、ほとんど母音で終わるという違いもあります。
英語と違う部分は気を付けないといけない要所で、
発音を気にしていないと、つい余計な母音、特に語尾につけてしまうというわけです。
もう言うまでもないですが、
mは、日本語で言うとマ行、nは、ナ行の出し方と大体同じです。
だからこちらもカタカナ英語でも伝わりやすいのですが、語尾のnだけは、ちょっとやっかいなんです。
日本語の「ん」の発音になってしまうからです。そうすると、英語の耳からすると、nに聞こえなかったり、そもそも発音していないようにも聞こえます。
今回紹介した子音7個は、
指導していても、すぐに皆さんできるようになるし、早い段階で語尾に余計な母音もつけなくなるのですが、
語尾のnだけは定着しにくく、忘れがちなることがとても多いです。
英語力があって、発音も気を付けている、と言う方も語尾のnは、直すことが多いので気をつけましょう。