前回の記事(前編と後編)の発音観点にあてはまらないため、今回は番外編と分けました。
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-oで終わる、複数形・三単現の-s, -esについて
よく「 -o」で終わる語も 「es」をつけるに分類されていますが、「s」をつける場合も多くあります。
分類しだすとややこしく、今までのような発音事情による解説では説明がつかないため、このサイトでは紹介する程度にとどめておきます。
ちなみに、どちらも発音は[z]です。 -es の読み方は [iz]とはなりません。これも前回の記事と違うところです。
なのでつなげると-oes [-ouz]となります。
goes [gouz]
sをつける場合
- 母音+oで終わる語
radios, patios, zoos, kangaroos - 長い語の省略語
kilometer → kilos
photograph → photos
logotype → logos
typography → typos
pianoforte → pianos - 固有名詞
Filipinos, Eskimos, Picassos - 外来語
tacos, sombreros (Spanish), solos (Italian) - 英語として新しい語
kimonos, avocados, casinos, torsos
esをつける場合
- 英語として比較的古い語
potatoes, tomatoes, echoes, heroes, vetoes, embargoes, torpedoes
s と es のどちらもある場合
buffalos・buffaloes/mangos・mangoes/zeros・zeroes
基本は「s」、「es」を例外として覚える
というわけでややこしくなってきましたので、全部覚える必要もないですから、覚え方の対策として一番楽なのは、「es」をつける語を例外ととらえて、どうしても必要な語だけ覚えていったらいいと思います。
英語の入門ででてくる、goes は、その例ではないでしょうか。
doの変化形、 does などは、音韻変化のために発音が大きく変化したけれども綴りは残存しているという例外なのかもしれません。
potatoes, tomatoes なども、中学校の入門期に出てくる単語ですが、規則とするより例外として扱った方がいいのかも知れません。
「複数形・三単現のSのまとめ」発音観点だと覚えやすい(前編)
「複数形・三単現のSのまとめ」発音観点だと覚えやすい(後編)