We’re on our way to the station.
文章の中で、弱く発音され、かつ母音が弱化する単語がわかり発音できるようになると、リスニング力にもつながります。
文を発音するポイント【学習】
どの単語を強く、又は弱く読みますか?
基本的に内容語を強く、機能語(内容語以外の文法的に正しい文を構成するための語)を弱く読みます。
We’re on our way to the station.
前置詞は、機能語になることが多いのですが、今回の「on」は、駅に行く道の「途上」ですよ、という意味なので、内容語に近い強さになります。
弱く読む単語の母音に注目してみよう
文章内で弱く読む単語の母音は、弱化したり、あいまい母音と呼ばれる[E]になることが多いです。
例えば、
our [OuC]⇒[aC]
to [tu:]⇒[tE]
the [DV]⇒[DE]
となります。
リエゾン(連結)しそうなところは?
自然な速さで読むと、語尾の子音と語頭の母音がくっつき、切れ目なく2語が1語のように聞こえます。
We’re on our way to the station.
音声(2速度)を聞いて発音練習【実践】
ゆっくり速度で練習
[slow speed] We’re on our way to the station.
ゆっくり速度だと、on とour の間はわずかに切って読まれているのが分かります。また、to やtheなどの短い単語は、ゆっくりでも、発音は短く母音も弱化しています。
ふつう速度で練習
リズムにのって、強弱つけて 「普通」速度でも練習します。
[normal speed] We’re on our way to the station.
所有格の音の崩れ 【知識】
ourはどう聞こえる?
今回は所有格にスポットを当ててみます。
所有格とは、your、my、his、her、their などですね。英語では日本語と違って所有格をよく使いますが、your や our など、短くサッと発音されます。つまり母音弱化、音のくずれが起きます。
ゆっくり速度「on our way」をもう一度聴いてみましょう。
聞き取りしやすいと思います。ディクテーションもできる方が多いでしょう。
では次に普通速度です。このような自然な音の崩れに慣れていないと聞き取りにくく、ディクテーションした時、聞き取れない、our がとれない、となる方が多いのです。
your、ourを別の文できいてみよう
It’s your book.
Welcome our team.
どちらの文も、前の語と切れ目なく音がつながっています。