I don’t want to go out because it’s raining.

 伝えたい語を強く読み、リズムを作ります　

伝えたい語を強く読みますが、それらの語の「アクセントのある音節」のみを強めればOKです。

I don’t want  to go out ／because it’s  raining.

否定語、今回は「don’t」ですが、はやや強めに発音されますが、語尾の 「n’t」は、「間」があるだけでほとんど聞こえません。 

 弱く読む単語は一気に脱力し、かかる時間も短い

文脈がない短文なので、「because」は強調されず、弱く読まれます。

が、強弱をリズミカルに読もうとした時、「弱」の部分がつい弱くなりきらない、という方が多いので意識的に練習することが大切です。一気に脱力しましょう。

弱く読まれるところは、かかる時間も短いです。

以下のように単純に綴りを並べてみると、「because it’s」が一番長くなりますが、発音される時間は同じくらいになります。

〈イメージ〉時間感覚↓

　ゆっくり速度で練習

[slow speed]   

語尾の「t」は、つまったように聞こえないことが多いですが、ゆっくり速度でも脱落していますね。

I don(’t) wan(t) to go ou(t) because it’s raining.

　ふつう速度で練習

リズムにのって、強弱つけましょう。

[normal speed]    

I don(’t) wanna go ou(t) because it’s raining.

ふつう速度では、want to　がくだけた口語表現である「wanna」の発音になっています。

音声解析すると以下のようになります。go out／because it’s／raining　同じくらいの速さを意識しましょう。

　want to →wanna　を聞いてみよう

単語間で同じ破裂音が連続する時、前の音は脱落します。

ややくだけた口語表現である、wanna[wanE]　になると連続する「t」がふたつとも脱落しています。

　過去形 wanted to はどう聞こえる？

「ed」の母音は聞こえますが、dはつまったように脱落していますね。

では、くだけた口語表現はどのようになるでしょうか（アメリカ英語です）

t　も　d　も脱落してしまいます。

　いきなりディクテーション

何と言っているでしょうか。答えは最後です。

 ウの口を作るとやりやすい

rainingをきれいに発音できたらこの文章は完璧です。

r の発音、舌の動きに慣れていない方は、ウの口からスタートすると出しやすくなります。

ウの口を作ると、舌が前の方にきますね。

そのあと、上歯のうら、うわあご、順に舌を沿わせるように動かして、次の母音[ei]に移っていきます。

「-ts」で、すでに口がウの形になっている方が多いと思いますので（厳密にいうと、tsの後に母音はないので、ウの口にしなくていい）、そこから「r」ainへ、舌を持ち上げて、上側に接近させ動かします。

上図の赤矢印で示す狭い空間に音をこもらせる気持ちで声を出しましょう。