初級者のための、動画・音声・イラストによる英語発音解説ブログ (by 英語の発音教室PLS)

andは弱化が顕著である。~nice and warm~

今回の課題文

It’s nice and warm in the spring. 

 

ほぼ規則的な強弱リズムの文章です。「warm」と「spring」の発音にも注意して練習してみましょう。

強弱リズムをつけて読む【実践】

 読む速度に関係なく強弱リズムをつける 

内容語を強く読むので、この文はほぼ規則的なリズムになっています。

ゆっくり速度だと、単語ひとつひとつ切って読みがちになりますので、なめらかさや強弱を意識して練習しましょう。

[slow speed]   

 

次は普通速度です。

[normal speed]    

 

nice/warm/spring   がよく聞こえますが、機能語の単語 (it’s/and/in/the)は弱く、かかる時間も短いため、聞き取りにくさを感じるかも知れません。

 

弱勢の発音に慣れるように、普段から聞こえるまま真似して音読練習することが大事です。

 

 

強勢と弱勢の発音【学習・実践】

 andは [And] と聞こえない?

and の発音記号は [And]ですが、これは強勢の発音です。and や in などといった単語は、文章中では短く弱く読まれることがほとんどなので、母音が弱化し、語尾は脱落し、

弱勢の発音 [En] になります。

 

「and」の語頭は母音なので、前の語尾とつながります。

 ←音声 nice and

[nOisEn] と聞こえます

 

 ふつう速度で練習

 ←音声 nice and warm in

[nOisn wcCminと聞こえます。

「and」も「in」も同じ音に聞こえるくらいですね。

どちらも「n」だけを発音する気持ちで、滑らかに速く発音してみましょう。

 

速い速度も聞いてみよう

 ←音声 I’ll go and get.

 

 

warm/springの発音練習【学習 実践】

 こもった音につなげる「warm」

wから始まる単語なので、「ウォ」と言うつもりで口をすぼめたところからスタートです。

そして唇の力をゆるめて少しひらき、[cC]の音に移っていくのですが、その時舌を口の天井に近づけ音をこもらせます。

 ←音声 warm [wc^Cm]

 

 ←音声 or [cC]

うまくこもらせるには、音を口内で響かせるように発声します。「オ」が口内で響くように発声できていれば、舌を持ち上げ、響く空間が狭くなることで音がこもります。

 

 ←音声 course [kc^Cs]

最初に「k」の音がくるので、比較的練習しやすい単語です。

 

「spring」は、1音節です。sprと子音連続しているところで、母音をはさまないように気をつけましょう。

 ←音声 spring [spri^N] 

先に、ringを練習するのもひとつの方法です。

 ←音声 ring [ri^N] 

 

その前に息の音だけの子音「sp」をつけるだけ!

ring – ring – spring 

 

ringも1音節ですから、同じ拍におさめましょう。springを日本語に影響されずに発音できたでしょうか。

 

     

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