しばらくイギリス留学のことを書いてきましたが、一応今回で最終回になります。また思い出したらたまに書くかも知れませんが。
留学生向けの大学プレコースに入り、無事に一年の過程を修了することができました。イギリスは9月始まりなので、コースが終わると夏です。
学校もなくなり休みに入ると、寮メンバーが出ていきます。同じ部屋には一年しかいれないことになっており、別れの時期で寂しかったことを覚えています。
私はまだ帰国したくなく、寮にいれるだけいようとしていたため最後に残るのは必至で、出ていくみんなを見送り、ひとり残ってしまうのがつらく、ケイコと旅行にでました。
旅行に出かける私たちを寮メンバーが見送ってくれたのが最後となりましたが、やっぱり別れは寂しく悲しいですね。
帰ってきて、同じ寮の別の部屋に移って、夏休みを過ごしていました。ケイコは大学生だったので、まだ3年滞在予定で、ホストファミリーの家に引っ越していきました。
さて、一年では自分の語学力なんてまだまだでもっと滞在したいと思うけれど、先立つものがありません。
となると働くしかない・・・?
いうわけで、働く道を模索してみたのです。
まず見つけたのは、イギリスの会社がだしていた日本人の求人です。
確か、日英の辞書的なデータを作るうえで、英語と日本語ができる人を募集していたのです。これならば、と思い履歴書等を送りました。
けれど、英語だけで(当たり前だけど)面接を受けて、イギリス人に囲まれた仕事環境の中で働くことを考えると・・
自信がなかった。。。無理だと思いました。
一年くらいの留学ではネイティブの仕事社会に太刀打ちできるほどの英語力は身に尽きません。
それで、次に考えたのはハードルを下げて、現地の日本企業です。
ロンドンで、日本人向けに仲介している不動産業者が求人を出していたのです。
応募して、面接を受けて(日本人の夫婦が経営していた)、採用されたので、ロンドンに引っ越しました。
日本人向けの情報紙で探した日本人の方に引っ越しを頼んだのを覚えています。まだまだ日本人頼りですね。
引っ越し先は、ある一軒家のお宅が、部分的に部屋を貸し出している、というところでした。
数部屋を貸しているのですが、やや離れみたいな造りにしていて、住人と玄関で会うことはなく、他の貸し部屋の人は日本人のようでしたが、交流もなく、ここでの生活は結構孤独でした。つまらなかったです。
日本人スタッフが数名程度の不動産業者にしばらく勤めたものの、経営者がワンマンで厳しく、職場の雰囲気も悪く、どうやら、雇ってもすぐに辞めてしまうみたいでした。
また、不動産の営業が私につとまるとはとても思えなく、結局、長続きしませんでした。
というわけで、
ここまで、かなと思い帰国しました。
7月頃にコースが終わったのですが、帰国したのは10月頃でした。
志半ばという気持ちもありましたが、一年間、やれることはやり、充実度は濃く、非日常の日々だったなあと思います。