「w」の発音というのは、簡単そうですが、カタカナになりやすい音でもあります。
発音に気を付けている方で、大体きれいに発音出来ている中で、いくつか日本語っぽさが出てしまう音があるのですが、そのひとつが「w」音です。ですのでこれが決まると一気にネイティブらしい響きになります。
発音練習は、単音だけ・一つの単語だけが出来たから、と練習を止めてしまっては残念ながら不十分なのです。様々なパターンで、定着するくらい反復練習すると完璧です。今回は、そんな観点から「w」音の練習パターンを紹介します。
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Wの発音のコツ
- 口を思いきりすぼめる、そして唇に力をいれてゆっくりめに戻す
- Wを発音している時には唇の動きをとめない
Wの発音練習
wで始まる場合
week [wi:k] / winter [wi^ntC] / watch [watS] / wait [weit]
注意:「ウ」や「ワ」になっていませんか。すぼめた唇を元にもどし次の母音につなげます。唇には力を入れます。
wが語中にある場合
away [Ewe^i] (離れて) / airway [e^Cwei](航空路線) / seaweed [si^:wi:d](海藻) / rewind [riwO^ind](巻き戻す)
子音連続の「sw」の場合
swim [swim] / swing [swiN](振る) / switch [switS] / sweet [swi:t]
注意:カタカナ語ではスイム・スイング・スイッチ・スイートのようにwが抜けたような音になっているので子音を連続させることを意識しましょう。その際、[s]は息だけで発音し、その後に「ウ」のような母音をつけないように。
子音連続の「tw」 の場合
twin [twin](双子) / twittter [twi^tC](ツイッター) / tweet [twi:t](ツイートする) / twilight [twO^ilOit](黄昏)
注意:カタカナ語では、ts「u」・ i ・ n ツインのように母音をはさんで、W音は発音していないようになっているので気をつけましょう。
綴り字にwが入っていないが、w音が入る場合
「qua」「qui」「que」 などの綴りによく見られます。しっかりW音を入れましょう。
quality [kwa^liti:] / quiz [kwiz] / quick[kwik] / request [rikwe^st] / question [kwe^stSEn]
他には、このような「w」が綴り字に見えませんが、発音には入っているものもあります。
choir [kwO^iC](聖歌隊) / suede [sweid](スエード) / suite [swi:t](スイートルーム) / penguin [pe^Ngwin](ペンギン)
注意:子音連続の間に、母音をはさまないように気をつけましょう。
難しい「w」の単語
では、多くの人ができない難しい単語です。
wの単音自体は実は比較的易しいのですが、次の音へのつながりで難しくなるのです。一般的な単語では、これらの単語が出来れば自信をもってもいいと思います。
ここまで唇にしっかり力を入れ、すぼめて動かす練習をされた方なら、できるはず!(※次の母音も大事なのですが、ここではそのまま耳コピするつもりで)
wood [wud] / woman [wumEn] / war [wcC]
その他:Wが黙字の場合
また逆に、綴り字に「w」があっても発音しないのもあります。こういうのを黙字(silent letter)と呼ばれます。
sword [scCd] / write [rOit] / wrinkle [riNkl] / wrap [rAp] / wrong [rc:N]
できましたでしょうか?
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