あるアメリカ人の英会話の先生が言っていました。
日本人は、口が固い、動かない、と感じるそうです。
原因は2つある
1. 英語を話すことに自信がないから
そりゃ、そうですよね。誰でも英語が思うように話せないから練習しているわけで、最初から自分の英語に自信満々なんて人はひとりもいません。
なので、おそるおそる、ぼそぼそと話しがちになってしまい、そうするとさらに口周りが動かなくなってしまいます。
2. そもそも英語は日本語より口がよく動く言語
英語は、
― 唇周りを動かしたり、舌を強くたたいたりして出す子音
― 舌を上下に動かすR系の音
― 音を響かせる母音など
ひとつひとつの音を見てみると、日本語に比べるとよく発声器官が動くと思います。またそれに国民性や文化の違いなども加わりますので、主張をしっかり述べたり、はきはきした話し方だったりすると、よく動くわけです。
とまあ、口が動きにくい要因があるわけですが、
発音練習をするときには、聞き取らなければいけない、とか、英文を考えてなければいけない、とか、そんなプレッシャーはないわけですし、せっかく発音に集中して練習する機会なのですから、
口周りを、大きくしっかり動かすことをおすすめします。
練習効率が全然違います。
小声で早口で発音すれば、もしかしたらそれっぽく聞こえるかも知れません。しかし、それは悪くいうと、ごまかした発音とも言えます。
こういう場合、実はひとつひとつの発音が理解できていなかったりします。似た単語の違いが全然分かっていないこと、多いんです。
母音は下あごを動かして
母音というのは、調音器官(唇・歯・歯茎・口蓋などのこと)を使わず、空間の広さ(顎の開閉度)によって音色を作る音です。
子音のように、舌でたたいたりはじいたり、歯とくちびるのすきまで振動させたり、しないのです。
二重母音などもしっかり下あごを動かした方がよく、そうでないと音の響きなどが分からず、日本語のアイやエイといった音のままです。
英語らしい発声をしたい、響くような声で発音できるようになりたい、
と発音をがんばっている方も多いですが、自分の声を知るためには、動きも声も大きく発音することは基本です。
だから、恥ずかしがる必要なんてありません、音を出す練習しているのですから、ボイストレーニングを行うくらいの気持ちで、大きな声と大きな動きで練習してください。
顎を動かすということは、健康にも美容にもいいというおまけもついてきます^^
8/28にコメントを下さったMさまへ
Twitterの設定ができていませんでした。
申し訳ございませんが少々お時間をいただきたいと存じます。
教えていただきましてありがとうございました。