That’s exactly what I was thinking.
「英語らしく」「通じる発音」で音読できるようになるポイントを解説します。
文を発音するポイント【学習】
この文章を一か所で区切って読むとしたら?
今回は短い文で一息でも読めますが、基本として意味のかたまりで切ります。下記スラッシュ以外は単語間は切らないようにしましょう。
That’s exactly /what I was thinking.
リエゾン(単語の連結)しそうなところは?
自然な速さで読むと、語尾の子音と語頭の母音がくっつき、音はくずれたり小さくなったりします。
That’s exactly what I was thinking.
強弱リズムをつけてみよう
⇒英文の意味を考え、基本的に一番伝えたい単語を強めます。
⇒中でも「アクセントのある音節」を強めるだけで充分です。
That’s exactly what I was thinking.
音声(2速度)を聞いて真似してみよう【実践】
ゆっくり速度で練習
発音のポイントが分かったら、口を大きく動かして丁寧に「ゆっくり」発音練習です。
ゆっくりだと、ごまかしがきかず上手く発音できない所に気づけるので、練習になります。
[slow speed]
ふつうの速度で練習
リズムにのって、強弱つけて 「普通」速度でも練習します。
exactlyの後で意味上のスラッシュは入りますが、このくらいの短文だったらひと息で読んでいますね。
[normal speed]
「t」の音変化:脱落、ソフトd 【知識】
「t」音は脱落したり変化したりする
2速度の音声を聞き比べてみると、ゆっくり速度「what」の語尾のtは脱落していますが、
ふつう速度では、「what I」はリエゾン(連結)している、
といった違いに気づきます。
⇒語尾の t はよく脱落する
⇒語尾の t が次の母音にリエゾンする時、tの音変化が起こる
tは、発音する時、舌をたたきはじくようにしますが、簡略化し、省エネ化され、軽く舌をあてる程度になるため、弱いdのような音に聞こえるので「ソフトd」という呼び方があります。
exactlyの「t」はどう聞こえる?
exactlyをもう一度よく聞いてみましょう。tの音は聞こえず、わずかに「ま」が残っている感じですね。これも省エネ発音の例です。
「t」、「l」、それぞれは単独で発音する時、舌は似たような動きをします。舌で上歯の裏をあたりをたたきますね。
でも、exactlyの 「-tl-」の部分のように、tとlが連続した場合、いちいち2回舌をたたくような動きはしないのです。スムーズに速く発音することが優先されます。どの言語でも起こることです。
重要子音「th」の発音の仕方 【学習】
重要子音[T]の発音 thを見たらすばやく舌を軽く歯ではさむ
文章の中で出てきた「th」の発音、できていますか?
thの綴りを見たら、発音は無声音の [T] か有声音の [D] です。
今回は、[T]の発音ですから、舌を上下の歯に軽くはさむようにした瞬間、息を出して「摩擦音」を出します。