動詞の過去形を作る時には基本的に「-ed」をつけますが、発音は必ずしも[d]ではありません。
綴り字と発音が一致しないことが多い英語なのですが、「d」の場合は、発音も「d」であることがほとんどなので、過去形の発音には意識が及ばないところなのです。
なので気にせずに「ド」とか「d」で発音している方が多いと思います。
ですが、過去形の発音の仕方には決まりがあるので分かってしまえばかんたんです。
-ed の発音は3種類
規則動詞の過去形・過去分詞形は 「-ed」 をつけて、
発音は、[t] [d] [id] のいずれかになります。
どれになるかはその前の音(動詞の語尾の音)によります。
その前が無声音なら [t]
like-liked [lOikt]
前が有声音なら [d]
love-loved [lVvd]
前が「t」か「d」なら [id]
want-wanted [wantid]
land-landed [lAndid]
なぜかと言うと、無声音から有声音への切替がない方が言いやすいからです。
また[id]の発音になるのは、[tt]や[dd]というように同音が連続することを避け、母音を挟むことによって発音しやすくなります。
無声音の多い英語では、無声音(声帯のふるわせない)と有声音(声帯を震わせる)を何度も瞬時に切り替えているわけですが、
その切り換えができるだけ少ない方が速くかつ省エネで発音できるので、このように過去形の発音は変化して定着していったのではないでしょうか。