発音指導をしてきた中で私が感じたことですが、上達が早い方の特徴を挙げたいと思います。
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上達が早い方の特徴
素直な方
素直に言われた通りに口を動かし、練習する姿勢の方は伸びます。
日本語の介入や先入観を持たないほうが本当はいいんです。カタカナ英語だとこういう音になるとか、そういう日本語を基準に考えることもしないで、真っ白な気持ちで全く知らない新しい音を学ぶという気持ちってすごく重要だなと思います。
恥ずかしがらずに大きい声で発音する方
これは性格なども関係してきますが、普段からはきはき大きめの声で話す方は、練習するときにも大きいです。ごまかしがききませんから練習効率は良くなります。
発音はやはり声をだしてなんぼ、というところもあるので、普段声が小さい方も、発音練習の時だけでも大きめの声を心がけましょう。
継続して自己練習をする方
言うまでもなく、やはり練習して下さる方は伸びます。どんなスポーツでも同じですよね。発音もスポーツの要素がありますから。どういう風に発音するかという理屈が分かったら、実践練習が肝なのです。
他には、
目的又は目標がはっきりしている方
発音もやれば深いです。
ネイティブレベルに近づけようと思えば、かなり細かい所まで見ますし、それ相応の時間とエネルギーが必要です。でもまずはその方に必要な発音力がつけばいいのですから、なぜ発音を習うか、どのくらいのレベルになりたいか、かけられる期間は、などのように計画性がある方がいいのです。
英語もがんばっている方
発音だけを切り離すことはできません。英語学習とかかわる前提があってこそ伸びます。
音感覚が優れている方
感覚的に音真似することが優れているという方がいらっしゃるのですが、理屈ばかりにとらわれてしまう方よりはやはり伸びが早いです。
歌唱力と発音力は関係するのか?
歌が下手な方は、発音もなかなか伸びないのかと言えば、私は関係ないと思います。
上に書いた音感覚に優れている方々に指導させていただいたときに、歌を歌われるかどうかを尋ねたことが何度もあるのですが、歌手でもなく、歌が得意でもなくという方が多かったのです。
なので、歌が下手だから発音がダメかも・・・と思う必要はないと思います。
ただ、歌手の方は、最初、英語のイントネーションに戸惑うことがありますが、やはり音感覚は鋭く、最後にはすごく上達される方がかなり多いので、さすがだなと思います。
結局
上達される方の特徴を挙げてみましたが、これって発音だけではなく、英語力や他のスポーツや習い事とも結局は通ずることかなとも思います。