初めての海外生活で、食には困りませんでした。
海外旅行に行った時には、日本食が食べたくなったものですが、なぜ困らなかったというと自炊で日本食をよく作っていたからです。
食事なしの寮にして正解でした。
6人でシェアするにはキッチンも冷蔵庫も小さすぎたけれども、幸い料理できる人がふたり身近にいたんですね。
同じ寮内の別の棟に住んでいた日本人のケイコです。よく日本から食材を送ってもらっていた彼女は、いろんなものをもって私の寮に遊びに来たものです。
私もひとりなら簡単なもので済ますでしょうけれど、ふたりで日本の食材があればあれこれ楽しんで作ることができました。
お好み焼きとか、すき焼きもしましたし、うどんやそばなども作ったし、
日本のお米もあり、お鍋で炊くことを覚えました。
もうひとり料理ができたのがカナダ人のトニオです。大柄で良く食べ、イギリスの料理が気に入らなかったようで、にんにくを効かせた料理とか作っていたし、包丁さばきで料理をするのが分かりました。
私の包丁の使い方が
「なっていない!」と言われ、教わったくらいです。(苦笑
私達日本人ふたりがいろんなものを作っていると興味を持つようで、食事を通して交流が深まったというのは確かにありました。日本食が興味深くまた美味しかったようです。
イギリス人の男子ふたりは料理はもちろん?しません。
フィッシュアンドチップスを買ってきたり、
ご飯(たぶんタイ米)やパンやポテトなどに缶詰のベイクドビーンズをかけたものをよく食べたりしていました。
そして、食器を洗わない!
シンクの周りに少しずつ山積みになっていく・・
最初は洗ってあげたりしたものですが、
洗ってもらえると思って癖になるから止めたおいた方がいい、というトニオの助言もあり、
確かにこのまま家政婦的になるのはよくないと思い、止めました。
まとめ洗いですが、それなりに18歳男子も頑張ってました。
夜は自炊が多く、あまりレストランにも出かけなかったし、イギリスの家庭料理にふれる機会はなかったので、イギリスの食事情はあまり分かりません。
で、イギリスの料理はおいしくないという評判をよく聞きますが、私の感じた印象ですが、
けっこうその通りかも・・、でした。
たまたま美味しいイギリス料理に出合えなかったからかも知れません。
食べていたのは、よくある一般的な洋食です。
朝食はパンとか食べていましたが、より簡単にして、周りの真似をするようになり、シリアルをよく食べてました。
シリアルやグラノーラが豊富です。ミルクをかけてバリバリ食べる。いろんな味を試しているうちに結構おいしくてはまったのは自分でも意外でした。
昼食は、学校のカフェテリアです。
パスタ、サンドイッチ、ピザ、チキン、ポテト、
そんなものばかりですが、当時は好きなものばかりだったので、結構ランチを楽しみにしていました。
お菓子もよく食べていて、ポテトチップスの小袋とかよく食べていました。
食べることが大きな楽しみのひとつだったし、
自分が思っていた以上に、食に対して適応力があってちょっとびっくりでした。
シリアルを毎日食べても、ピザやパスタばかりでも、ポテトばかりでも平気でおいしかった。
まあそれも夜には日本食を食べれていたからかも知れません。もし、食事付きの寮で夕食もポテトやパスタばかりだったら、音を上げていたかもしれません。。
さて、そういう食事を一年も続けているとどうなるか、、、想像がつきますよね。
帰国した時には、人生で一番顔が丸くなっていたのは言うまでもありません・・
親、びっくり。。
12日目に収穫しました。
結構ふぞろいに伸びてきてしまうんですね。
夏は根元にカビが生えやすいので、要注意です。