留学中に日本人同士でグループになり日本語ばかり使って過ごす・・というのはよくあることですね。
私もそれだけは避けたいなと思い、できるだけ日本人が少ないところへ留学したいと考えましたが、どこに行っても日本人はいるものです。
知らない土地、しかも外国では誰しもが不安になるのでしょうか、日本人の友達はすぐにできました。
よく一緒にいたのは、学校でクラスが一緒になったミマちゃん(仮名)と寮で別の棟に住んでいたケイコ(仮名)のふたりです。
2人とも私よりかなり年下ですが、すぐに仲良くなれたし慕ってくれました。
・・とはいうもののすごく葛藤がありました。
2人と言えば少ない感じもしますが、よく一緒にいるとどうしても日本語ばかり使ってしまいます。
そして、だんだん生活に慣れて、寮メンバー同士仲良くなってきてネイティブスピーカーと話せる機会が増えてくると、ますます日本人を避けたい気持ちが強くなりました。
学校が終わると、うちの寮に遊びに来て過ごすことが多かったケイコや、
ミマちゃんは学校の近くの寮に入っていたのですが、寮メンバーはバラバラだったようで休みの日などわざわざバスに乗って、ウチの寮まできて遊ぶことも多くなりました。
・・あまり来ないで、とも言えないし、
避けようとしたこともあるし、
せっかく留学にきてるのだから、会話は英語でしない?とふたりに提案したこともありました。
あまり乗り気ではなさそうで結局いつも日本語になりましたが。
カナダ人のトニオがリーダー役で、イギリス人のアムーとクリスの3人が仲良くなったので、私(私達)たちもそのグループに参加して映画を見に行ったり、ショッピングに行ったり、食事をつくってふるまったりということもよくしました。
私たちが3人で日本語で会話していたら、他のひとは分からないので、あまり好ましくなかったと思います。
そういうようなことを言われたこともありました。
ですが、日本人同士で英語で会話を継続するほどの語学力もなかったんですね。
例えば、留学生と4人でお茶をしにいってそのうち二人だけが日本人だったら、その場の会話は英語になりますが、
寮で生活の中でざっくばらんな環境で、2人の日本人が遊びにきて、ご飯などを作っていたら日本語をよく使ってしまいます。
日本人同士の付き合い方は難しいですね。
日本人でグループを作って行動している人もたくさん見たけれど、
院まで進んで勉強しているような日本人はさすがに単独行動が多く、様々な国の人の中に溶け込んでいるように見えました。
結局は、動機と語学力でしょうか。
若くて留学している人はお金持ちが多く、楽しみたい、という気持ちもあって、そこに語学力がなければ日本人でグループ行動をしてしまうのでしょうし、
本気で学びに来ている苦学生とか、そこで卒業して住む予定の人とか、動機が全く違いますものね。
私は当時29歳でした。
貯金をつかい、仕事を辞めての渡英です。
貴重な時間とお金を無駄にしたくない思いがありました。
留学生活をどのように過ごすかは、本当に本人の気持ち次第、行動次第ですね。
依存していてもある程度生活は成り立ってしまう一方、
自分でコントールできる部分も多く
自立するかしないかは、本当に自分次第です。
11日目の豆苗です。そろそろ収穫です。