どこで学ぶかと同じくらい真剣に検討したのは、どこに住むか?でした。
結果的には寮での生活が一番楽しく思い出深いものになったのですが、選択が良かったのか、人に恵まれたのか、多分後者が大きいと思います。
ですが、寮の選択にはとことん考え、想像力を膨らませました。
住む所を探すにあたって、
ホストファミリーを探す、自分でアパートを借りるなどの選択肢はありましたが、大学が提供する学生寮が無難だろうということですんなり決めたのですが、
大学が運営している寮は、確か4つくらいあったのです。
それぞれに特徴があり、例えば食事つきか否か、大学までの距離、何人でシェアするか、などです。
大半を過ごすことになる「家」
でも当時の得られる情報といえば、大学から送られてきた案内冊子のみ。外観や個室や共同キッチンなどの小さな写真と地図が載っているのと、
あとは前述の食事つきか、何人でシェアするか、部屋の付属家具とか、必要最小限の情報が記載されているだけです。
今のように、インターネットで簡単に口コミを検索したり、大学から提供されている、例えばYouTubeにアップされた「Explore our halls」などはありません。
情報が少なければ想像力を膨らませるしかありません。
実際に学校に通って、他人と共同生活をして、
・・としたことのない留学生活をシミュレーションしながら、ひたすら考えたのを覚えています。
食事付きだとラクでいいのですがそれだけ費用がかかるし、毎日毎日(何がでてくるか分からない)寮の食事を食べ続けることができるのか?
時には飽きて、食べなかったり、友達と外食したりすることもあるのでは?
日本食が恋しくなるのでは?
だんだん食べなくなっても、寮の食事代はとられるわけで、だったら自分に合う食事を自分で作った方がいいのでは?
と考えたり、
しかし、4~6人でキッチンをシェアするような環境で自炊できるのか?
と思ったり。
立地については、大学のすぐそばの寮もありましたが、きっと人気ですぐに埋まってしまうのでは?
また近すぎると、授業の合間などにすぐに部屋に戻ってしまってこもってしまうのでは?と考えたり。
寮の個室については、
どんな設備と広さなのか、を検討したり。
寮の個室に関してはどこも似たような感じでした。机とベッドとクローゼットはどこでも同じなのですが、洗面台の有無に違いがありました。
キッチンもトイレも居間も共同の中で、個室内に自分専用の洗面台があるってのは結構助かると思いませんか?
そんなわけで、予算と生活を考えた結果、選択したのが今でも覚えているcrescent hallという寮でした。
さて実際の寮の様子は次回に。
5日目の豆苗。
成長が早く他よりも飛び出ている茎は放っておくと固くなるので収穫して味噌汁などに入れて使うと良いらしいです。